RISEコンディショニングのブログにお越しいただき、ありがとうございます。
今回は「モーターコントロール」についての内容です。
みなさんは、モーターコントロールをご存知でしょうか?
当ジム代表の藤崎は、モーターコントロールの重要性について幾度となく言及しています。
【原理原則の法則】トレーニングでも、ビジネスでも大事なのは不変的なものと変わるものを理解すること
トレーニングの原理原則
・ジョイントバイジョイントセオリー
・モーターコントロール
・マッスルインバランスなどなど
その不変の原理原則は人間の身体を知ること。だから解剖学や生理学が必要。— 藤崎光志@副業(複業)トレーナーのはじめかた (@fk412) January 21, 2021
この記事では、そんなモーターコントロールの重要性やおすすめのエクササイズなどを含め、わかりやすくまとめました。
ぜひ参考にしていただけると幸いです。
モーターコントロールとは?
モーターコントロール(運動制御)は「運動の幹的メカニズムを統制もしくは指揮する能力」と定義されています。
運動制御の「制御」とは思い通りに動かすという意味があります。
- 目的とする運動を行うためにどのような脳・脊髄の機能が関わっているのか
- 関節や筋肉の強調した動きが実行されるまでの処理や伝達はどのように行われているのか
- 運動の課題や環境によってどのような影響を受けるのか
- 受け取った感覚情報はどのように知覚・認知され運動に結びつくのか
これらを考え、評価やアプローチを実施していきます。
運動制御はエクササイズだけではない
運動制御の「運動」とはエクササイズ以外でも歩く、走る、手を伸ばす、操作する、食べる、コミュニケーションをとる、働くなど、人が生きていくためのすべてを指します。
運動するにしてもアスリートにしても、自分の身体をできる限り自由に動かせることが重要です。
その為の筋力や柔軟性、脳からの命令通りに身体を動かせるモーターコントロールが必須となります。
身体を共同させることが重要
動作においては、筋力(パワー)があれば運動が上手くなるわけではありません。
動作を行う際、人の体は一箇所だけでなく必ず共同で働く部位があります。
つまり運動においては、共同運動をコントロールする能力が重要になります。
共同運動がないまま動作を行うと、動作の正確性が低下し障害が起こります。
モーターコントロールによる障害は、やみくもな練習などで簡単に引き起こされます。
モーターコントロールの観点から見た「体幹」の重要性
私たちは生きていくために様々な動作を行い、そのすべての動きでモーターコントロールを行っています。
そこで大事なるのが「体幹」です。
インナーマッスル&呼吸の重要性
まずは、重要な筋について知っておきましょう。
身体の深層で背骨に直接作用し、体の芯を作る筋肉
→『グローバル筋』(腹直筋、外腹斜筋、脊柱起立筋)
体幹の安定につながり、背骨に直接つながっている筋肉
→『ローカル筋』(腹横筋、多裂筋、大腰筋)
モーターコントロールでは、これらの機能改善が欠かせません。
ローカル筋をしっかり「使える」状態にすることで、正しい姿勢の維持や手足を自由に動かすことが可能になります。
詳しくは、当ジムのInstagram投稿をご覧ください。
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コアを安定させるメリット
コアを安定させ、腰椎を理想的な位置に保てるようになると、
- 無駄な動きが減り、腰痛のリスクが減少
- 骨盤の位置や傾きを改善し、背骨のアライメントが整う
- 筋疲労、脳疲労が改善
- 柔軟性の向上
など、最高のコンディショニングを手に入れることができます。
RISEコンディショニングから おすすめのエクササイズを紹介
【ターキッシュゲットアップ】
全人類このエクササイズをやってればいいんでないかと思うぐらい良いエクササイズ。やってるのはアスリートぐらいでまだまだ世に広まってないから持ったいない。
なぜこれが良いのかを考えることが最もトレーニングになる。 pic.twitter.com/dxAgXBU5GP
— 藤崎光志@副業(複業)トレーナーのはじめかた (@fk412) January 29, 2021
体幹・バランスを含めた動作を鍛える+モーターコントロールといった動的平衡を鍛える効果が抜群。
スポーツをやる方におすすめなエクササイズです。
◎やり方
- 脊柱を長く保ちながら、手はしっかり天井に押し出します。
- ギリギリ保てる重量で5-10回。
- 左右で1-2セット行うと良いです。
スポーツ障害とモーターコントロールについて
スポーツ選手はオーバーユース症候群(いわゆる使い過ぎ)でケガなどをすると思わますが、実はモーターコントロールの障害が原因だったりします。
適切なアプローチというのは、モーターコントロールの障害を見つけ修正をすることです。
障害のある部分を一旦楽にする治療は根本的な解決にはならず、再発を引き起こす可能性が高くなります。
モーターコントロールの修正を第一に考え、障害を起こしにくい体とパフォーマンスの向上を同時に手に入れることが重要です。
RISEコンディショニングの取り組み
当ジムでは、整えるをメインとしてモーターコントロールの考え方を大事にしたトレーニングを提供しています。
身体本来の機能性を高め、スポーツのパフォーマンスを上げていくためには、まず自分の身体の状態を知ることが重要です。
日常的な基本動作をチェックしてみると、身体は問題なく動くが”正常”ではないという方が増えています。
自分では気付かない筋肉のバランスやクセなどをしっかりと把握し整えていくことで、より日常生活でも身体が動かしやすくなり、競技パフォーマンスも格段に伸ばすことができます。
少しでも興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
参考文献
https://www.thc2003.co.jp/motor-control
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