あなたにとって、「フィジカルトレーニング」とは何でしょうか?
筋力トレーニング!と考えた方もいるでしょう。しかし、
フィジカルトレーニング≠筋力トレーニング
このように、木を見て森を見ずになってませんか?
フィジカルトレーニングはそもそも、パフォーマンストレーニングの一部にしか過ぎません。
今回は、パフォーマンストレーニングについてその本質を簡単にまとめました。
トレーニングとパフォーマンスの歴史
- 1970~ 筋肥大の時代 有酸素運動 Aerobics K.H.Cooper
- 1980~ 筋力の時代 レジスタンストレーニング 筋力トレーニング <米国NSCA 1978>
- 1990~ パワーの時代 ピリオダイオゼーション プライオメトリクス, クイックリフト
- 2000~ 動きの時代 ファンクショナルトレーニング コアトレーニング
- 2010~ 運動学習の時代 多角的アプローチ、感覚統合、モーターコントロール、転移
- 2020~ 統合的・全体的の時代
トレーニングの歴史は、筋肥大から始まり筋力やパワーの時代を得て進化しています。
これからは、統合的・全体的なトレーニングが注目されていきます。
そもそもパフォーマンスとは?
パフォーマンスとは、人体の「性能」「遂行能力」という意味があります。
多くの人は、フィジカルトレーニングを通してこれらを上げようとしていますね。
ちなみに我々RISEコンディショニングでは、筋肉をただつけようという低い視点ではなく、高い視点でサービスを行なっています。
パフォーマンスを発揮する要素とは?
アスリートにとって最高の状態とは、
高いパフォーマンスが発揮できる身体×怪我をしない身体
と言えます。
そのためには「心技体」(精神、技術、体力)の3要素がものすごく重要です。
パフォーマンスを構成する細い要素は、歯車のように噛み合っています。
小さな歯車の1つ”が減速してしまえば、中心にある「パフォーマンス」という歯車はもとより、全ての歯車が減速し選手のパフォーマンスは減退する。
ドイツ代表サッカーチームのアスレチックコーチより
例えば、いくら能力に優れた選手がいたとしても、やる気や集中力がなければパフォーマンスは減退します。
行為を実行するために必要な技術的要素は何か?
その技術を実施するために必要な身体適要素は何か?
マクロのパフォーマンス(思考、環境、回復、栄養、道具)とミクロのパフォーマス(反応、正確性、速く、高く、強く、持久力)から包括的に見ていくことが重要となります。
適切な動作を生むには何が必要か?
適切な動作を生むには、ムーブメントmovement(脳・中枢神経系)が重要となります。
ムーブメントとは、脳が正しい指令を送り、身体を動かすこと。
◎ムーブメントの重要性は、ハンマー投げの室伏広司も過去にTV番組で発言。
脳から筋肉に正しい指令が行けば、正しい運動ができます。どんなに良い肉体があっても、それをコントロールできなければ意味がありません。
そのため、脳・中枢神経系を伸ばすことはすごく重要で、ここに伸ばせる可能性というのがあります。
人の「動き」=『ムーブメント』や「機能」を学ぶ事でアスリートとしての幅が広まりました。
つまり、強い筋力と広い可動域によって、適切な動作が生まれるとは限らないということ。適切なタイミングで適切な方法で適切な出力が発揮されなければ、適切な動作は生まれません。
パフォーマンストレーニングの本質
多くのトレーニングは、筋力や柔軟性から行いがちですが、まずは呼吸や姿勢といった「基礎的な動作」(正しく動く)ことが何よりも大事です。
その要素として、「姿勢、呼吸、神経筋コントロール」があるので、その辺りも別の記事にてお伝えしていきます。
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