柔軟性は、ハイパフォーマンスを発揮するためには重要な要素です。
柔軟性が高いと筋肉や腱が伸びやすくなり、筋肉がダイナミックに動かせるようになります。
ということで今回は、柔軟性が必要なスポーツを解説し、その関係性についても深堀していきます。
記事を読むことで、スポーツと柔軟性の関係性がわかり快適なスポーツライフを送れるようになります。
ぜひ参考にしてみてください。
柔軟性とは?
柔軟性とは、関節の可動域とその範囲での筋肉や腱の伸びやすさのことです。
柔軟性は主に「静的柔軟性」と「動的柔軟性」の2つに分かれます。
静的柔軟性
動きを伴わない柔軟性のこと。
「体が柔らかい」と言われるのは静的柔軟性のことで、長座体前屈や前後開脚などは静的柔軟性です。
動的柔軟性
動きのしなやかさや動かしやすさのこと。
動きの中で求められる体の柔らかさで、関節可動域の中でコントロールできる可動性や、筋肉の強さ、動作のコーディネーションなどです。
スポーツに必要な柔軟性
スポーツ選手には、静的柔軟性と動的柔軟性のどちらも必要です。
中でも、競技パフォーマンスの向上には「動的柔軟性」の向上が欠かせません。
そのため、多くの現場では競技前のウォーミングアップとして動的ストレッチを取り入れます。
ただし、問題がある選手に対しては、競技の前に静的柔軟性を取り入れる場面もあります。それぞれのストレッチの役割を理解して、正しく取り組むことが重要です。
身体の柔軟性が重要なスポーツ
- コントーション(柔軟芸)
- バレエ
- 体操
- 新体操
- フィギュアスケート
- チアリーディング
- ダンス
などは、特に柔軟性が必要となるでしょう。
しかし、競技特性に関係なくアスリートにとって適度な柔軟性は必要です。
柔軟性があることでプレーの質が上がり、長く現役を続けることにもつながります。
柔軟性を失う原因
- 骨格や筋肉の付き方
- 疲労や過去の怪我
- 普段の姿勢
などが挙げられます。
身体の使い方は、できるだけ少ない筋肉で効率良くパワーを出すのが理想的です。
柔軟性を高めれば、スタミナの持続や回復力の向上が期待でき、怪我をしないことにもつながります。
柔軟性を持ってしなやかに動くには
一流のスポーツ選手がしなやかさを持っている理由は、「可動域の広さ」にあります。
◎可動域が広がることのメリット
- プレー中体勢が崩れても、リカバリーしやすい
- しなやかなバネのように身体を使うことができる
- 怪我のリスクを軽減する
- プレーの質が上がり良い結果につながる
世界で活躍しているスポーツ選手は、身体のバネを使ってプレーをしています。
例えばサッカーでは、身体をひねり四肢を振り下ろす動作でボールにインパクトを与えますが、身体の可動域が大きいとひねりの動作が大きくなり、力を最大限伝えやすくなります。
柔軟性の不足が与える悪影響
筋肉の柔軟性が欠けると、バネを生かせず競技に伸び悩む可能性があります。
筋肉は、伸び縮みという筋活動の組み合わせによって、バネの力を生み出します。
柔軟性がないままハードな筋トレを続けてしまうと、筋量は増えてもパワーが出せず、動作が上手くいきません。
柔軟性を軽視するとどうなるのか
柔軟性の低下により、動きの成長が叶わなかったことで、大人になったら急に競技で勝てなくなることがあります。
ジュニア時代と青年期以降では、同じ競技の中でもできる動作が変わります。
フォームの修正が必要になった時に、適度な柔軟性があるほうが早く対応できます。
とはいえ過度な柔軟性は逆効果
競技に必要ない過度な柔軟性は、動作の安定やパワーの向上においてマイナスです。
「柔軟性は高いほどいい!」と聞くこともありますが、180度開脚できる柔軟性などは一定の競技以外必要ありません。
RISEコンディショニングからおすすめストレッチを紹介
柔軟性の中でも、股関節の柔らかさは非常に重要になります。
ということで、痛い・辛いを劇的に解消するエクササイズを一つご紹介しておきます。
【腹筋にチカラが入りにくいお客様へのエクササイズ。】
もも裏が硬くストレッチが辛い場合、スーパーバンドを使うと安定してレッグローワリングが行える。
タオルで引っ張っている人がたまに見かけるが、その場合遊びがなくなってハムが硬すぎる人は逆に固まってしまう事がある。注意が必要。 pic.twitter.com/ko4GYmLyRp
— 藤崎光志@副業(複業)トレーナーのはじめかた (@fk412) February 11, 2022
『ハムストレッチ』という股関節が硬い人向けのエクササイズです。
- スクワットが苦手
- 前屈が痛い
- 開脚ができない
これらに該当する人は、もしかしたら股関節が硬いかもしれません。
ハムストリングスをストレッチしながら体を動かすので、体幹のトレーニングもできて一石二鳥です。
ぜひお試しください。
柔軟性を高めてスポーツで活躍したいあなたへ
柔軟性を決定づける要因は、実は筋肉だけではありません。
柔軟性の低下は単純に関節の動きが狭いだけでなく、筋膜、腱、皮膚といった組織の状態や、感覚の入力システムの抑制が大きな悪影響を与えています。
大事なのは、自分は体のどこが硬いのか、柔らかいのかまず知ること。
そして、柔軟性が足りない部分にアプローチすることです。
当ジムでは、あなたの身体を適切に評価し、医科学的アプローチから根本的なトレーニングを実施しています。
筋肉の柔軟性を高める「筋膜リリース」など、機能が低下している部分にアプローチします。
身体を整え、最高のコンディションが手に入る環境をご用意しております。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
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