RISEコンディショニングのブログにお越しいただき、ありがとうございます。
今回は「コーディネーショントレーニング」について、当コンディショニングジムが解説いたします。
コーディネーション能力を鍛えれば、大人から子どもまですべての人に対して運動能力を高めることが可能です。
この記事ではコーディネーショントレーニングの目的や効果、おすすめトレーニングを紹介するのでぜひ参考にどうぞ。
コーディネーショントレーニングとは?
コーディネーション能力とは、さまざまな種類の能力が総合的に発揮される能力のこと。
脳に刺激を与え、脳から体への伝達速度を早く正確にすることが、コーディネーショントレーニングの目的です。
一般に「運動神経が良い」と言われる人ほど、コーディネーション能力が高いと言われます。
コーディネーショントレーニングは、一般的に小児期に最も発達しますが、大人になってからでも向上することができます。
コーディネーションのカギは「調節力」
筋肉量や柔軟性、持久力などにプラスして、身のこなしや技術力UPに関連の深い能力が「調整力」。
コーディネーショントレーニングによって、目や耳から入ってきた情報を脳で素早く処理し、全身の筋肉に伝える神経を鍛えることが重要です。
この調整力は、スポーツに限らずすべての動作に働く力です。
運動が苦手な大人の方でも、コーディネーショントレーニングで経験値を高めることが可能です。
運動神経の良し悪しは遺伝?
結論、運動神経は遺伝とは関係ないと言われています。
運動神経の良し悪しは、成長するときの環境に左右されることが多いです。
実際に、運動をよくする子どもは運動神経が良くなり、運動をあまりしない子どもは運動音痴になりやすいです。
親が運動好きだと、子どもが運動をする機会が多くなり運動神経が良くなり、逆に親がインドア派だと子どもが運動音痴になるケースが多いです。
身体能力は遺伝で決まる
そもそも運動神経が良いとは、脳などの神経が神経回路を通して筋肉に電気信号を送る回路が発達している状態を指します。
運動神経が良い人は、筋肉を動かすための神経回路がよく発達しています。
一方で、瞬発力や持久力、耐久力など身体能力のバランスは遺伝で決まります。
身体能力は、後天的な努力ではくつがえすことが難しいです。
コーディネーションの7要素
定位能力
変換能力
連結能力
反応能力
識別能力
リズム能力
バランス能力
定位能力
物体と自分の位置関係を空間的に把握する情報処理能力。
変換能力
状況変化に応じて、動きを切り替える予測能力。
連結能力
タイミングよく身体をスムーズに動かす能力。
反応能力
合図に素早く的確な動作で反応する能力。
識別能力
手足や用具を視覚と連携させて調整する能力。
リズム能力
リズムを作ったり、真似したりタイミングをつかむ能力。
バランス能力
身体バランスを維持し、崩れを素早く回復する能力。
大人がコーディネーショントレーニングを行うメリット
- 危険予測・回避能力を高まる
- 全身の関節の連動がうまく協調するようになる
- 怪我をしにくくなる
◎子供の場合
- 足が速くなる
- 球技が上手くなる
- 俊敏に動けるようになる
- リズム感が良くなる
- バランス感覚が良くなる
などのメリットが得られ、運動神経を良くすることができます。
コーディネーショントレーニングに正解はない
コーディネーショントレーニングに正解はなく、個人に合わせて行う内容やルールを自由に設定することが可能です。
コーディネーション能力は「遊び」「散歩」「電車のつり革につかまって立っているとき」など、日常生活の場面でも鍛えることができます。
- 重心の移動
→走る・跳ぶ・回る・泳ぐ - 姿勢の変化
→立つ・しゃがむ・逆立ち・ぶら下がり - 道具の操作
→投げる・打つ・蹴る・ドリブル
運動能力を高めるなら、これら運動の基礎となる部分を強化することが重要になります。
大人におすすめのコーディネーショントレーニング
【大人】コーディネーショントレーニングまとめ
今回は、コーディネーショントレーニングの基礎知識や当ジムの考えなどをまとめました。
特に小学生は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、総合的な運動能力をはぐくむのに最も適した時期。
積極的にコーディネーショントレーニングを行うことで、運動神経を伸ばすことができます。
私たち大人も、やったことの無い運動やゲームでコーディネーション能力を磨きましょう。
RISEコンディショニングでは、親子で楽しめるボクシングイベントなども開催しています。
子どもの身体能力を伸ばす上で大事なのは、一緒にからだを動かす機会をどれだけ作るかです。
ぜひ気になることがあれば、お問い合わせください。
この記事へのコメントはありません。